【STORY】1978年10月29日。ホラー映画「ハロウィン」(後述)を上映中の映画館の前で、若者アンガスの遺体が見つかる。同じ頃、「ハロウィン」に出てくる殺人鬼ブギーマンの模倣犯(コピーキャット)、エディ・フォスターのしわざとされたが、フォスターは逮捕後に自殺してしまっていた。
そして現在--。アンガスの母エレナ(TV「ダーマ&グレッグ」でダーマの母親アビーを演じていたミミ・ケネディ)が殺人課へ。引っ越しのために息子の遺品を整理していたら、アンガスの友人ヴィッキーからの手紙が見つかり、アンガスが事件の前夜にヴィッキーにプロポーズしていたことが分かる。ヴィッキーはその半年前、アンガスが運転する車に乗っていた時に事故に遭い、下半身不随となり、以来、アンガスは友人たちに責められていた。エレナはプロポーズのことを知った誰かが息子を殺したと推理し、リリーはアンガスの命が奪われた事件の扉を開く。
まずは現在のヴィッキーを訪ねると、彼女はアンガスを恨んでいないという。スピードを出すようアンガスをけしかけたのは彼女で、ボーイフレンドのクレイグを嫉妬させるためだった。続いて現在のクレイグは、事故後はヴィッキーと心が離れ、ヴィッキーが事故で救助に当たった消防士のイアンと結婚していたと明かす。また、エレナは当時、アンガスが車に欠陥がなかったか疑っていたこと、その後は消防士をめざすつもりか、消防関係の本を読んでいたと語る。
リリーたちがイアンに疑念を向けた時、ヴィッキーが父親アレックスのクローゼットから見つけた、「ハロウィン」のブギーマンと同じ肉切りナイフの存在が明らかに……。だがナイフは、ヴィッキーの弟デヴォンのものだった。一方、アンガスの遺品からヘラジカの革が検出される。オートバイのグローブによく使われる素材だが、事件当時クレイグはバイクを乗り回していた。
犯人はいったい誰なのか……!?
【今回の“深読み”】
“あの時、ああしておけば……”と後悔することは誰にでもあるが、そんなやり場のない怒りを描き、最後はエアロスミスのハードなバラード“Dream On”で幕を下ろす、ちょっと個性的なエピソード。
今回はリリー以上に、ジェフリーズをクローズアップしたエピソード(来日したキャスリン・モリスも「第2シーズンの最後に受けたショックの影響で、第3シーズンの最初のリリーはあまり仕事に積極的でない」と語っていた)。
サットン(なかなかチームに溶け込めない……かと思ったらようやく!?)とジェフリーズが揉めた直後、10年前にジェフリーズの妻メアリーがトラックにひき逃げされ、命を落としていた事実が今回初めて明らかに。
温厚なジェフリーズがこれまでになくエキサイトして、彼がいかに妻を深く愛していたかが分かる。
それにしても、ひき逃げということは、これも“コールドケース”? メアリーはフェイド・アウトしなかったし!? 今後リリー&ジェフリーズが再捜査しないか、気になる!
【ホラー映画「ハロウィン」】
1978年に発表され、ホラー映画史に輝く金字塔となった、ジョン・カーペンター監督(脚本=共作、や音楽も担当)による傑作。肉切りナイフを持った連続殺人鬼、ブギーマンによる凶行の数々を、恐怖がじわじわと迫ってくる演出で描ききった。このエピソードの冒頭で見られるのは本当に映画の一部だ。
製作費たった32万5000ドルながら、米国だけで4700万ドルの興行収入(100倍以上というのは当時の記録)を稼ぐ大ヒット。全米ではこのエピソードの事件の直前、10月25日に公開された。
ちなみに映画館の場面で飾ってあったポスターの各映画はIMDbで検索をかけても1本も引っかからないので、どれも番組スタッフのオリジナルかも。
【MUSIC・1】
前半、ヴィッキーの病室をクレイグたちが見舞った場面のBGMは、同じ1978年に発表されたプレイヤー(Player)の、全米No.1になった名曲“Baby Come Back”。当時流行したAORシーンを飾ったバンドの1つだが、このデビュー曲が最大のヒット曲だったという声も。“ベイビー、帰ってきて”というストレートなサビが色々な登場人物の思いと重なる。
【MUSIC・2】
ラストに流れる“Dream On”を歌うエアロスミスといえば、当番組を製作総指揮するジェリー・ブラッカイマーの大ヒット映画「アルマゲドン」の主題歌“I Don't Want To Miss A Thing”も大ヒット。この番組で彼らの曲が使われたのは3曲目だ。
2007.7.21|エピソードガイド|固定リンク|コメント(3)|トラックバック(0)
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今回のラストはいつもと少し違って『もし、あの時こうしていたら…』誰でも1度は考える『もし』の世界 見ていてなんだか切なくなるラストでした
投稿: みらい | 2007年7月22日 (日) 13時31分